コーヒーロースターのひとり言
ロースターのひとり言。
それは、たくさんのコーヒー生豆を購入して、たくさん焙煎して、たくさんの人にお届けしたいということ。単純に売上を上げたいという考えだけではなく…。
ロースターも色々な種類のコーヒーを扱いたい、飲みたい、たくさんの人に飲んでもらえたらという思いもあるけど。
それより、たくさんの生豆を購入することは、よい生豆を生産している方たちへの今までの過程や未来、これからの農園の維持、家族との生活などコーヒー農園の方たちも同様に日々生活しています。
その生産者の過去や未来、思いにも、応えていきたいとの思いがとても大きいです。
以前は、焙煎量も少なく、生産国へ行くのもまだ資格がないと思っていました。焙煎の技術も未熟でした。とても、生産国に行ってもいいと思えなかったです。
今、自分が理想としているコーヒーの味わいに近い焙煎ができてきています。お店も移転し、今まで以上に多い量の焙煎が実現してきました。お店を大きくしたのも、今から読んでいただく思いがあったからです。お店の体制も整い生産国に行きたいとの思いが強くなり、3年ほど前から、生産国であるエチオピア、コロンビアに行き、農園も訪れました。
コロンビアでは、農園内に保護区を設けてコーヒー苗を植えないエリアにしていたり、農園独自の自然に配慮した肥料作りからされていたり、輸出会社の勉強会やアドバイスを受けクオリティーを上げる姿を実際みてきました。輸出会社も農園の方たちへ、女性の進出や自然への配慮、クオリティーを上げる方法を伝えたり、品質の確認もとても素晴らしいと感じることができました。
エチオピアでは、農園近くでは電気や水も無いところに家があったり、病院も少なかったりする場所でした。農園主や輸出会社が病院や学校を建てたり、コーヒーによって雇用を生み出しています。そして、農園で働く人たちも、明るい人たちが多くて歌を歌って歓迎してくれました。
生産国でたくさんカッピングして、買い付ける豆を決めるのですが、輸出会社の取り組みや農園の方たちの背景を知っているため、この農園の豆をたくさん買いたい…クオリティーが良い豆もとても高いけど買いたい、けど売れるかな…と心が揺れます。
そこで、少量ながら購入したり、クオリティーがすごく高いけど値段が高い…買えない…と判断してしまいます。
もっと、自分のお店がもっとコーヒー豆を販売できれば、お店のブランド力があれば高価な豆も買ってもらえる人が多くなるのに…と落ち込みます。
そういう事もロースターは考えています。
そして、今日もたくさんの方たちに、コーヒーをお届けできるように日々ロースターとしてお店を続けていますよ。